Smalltalkをベースとする開発環境「Squeak Nihongo 7」が2005年3月22日に公開された。Squeakは開発環境であると同時に,一種の操作環境も提供している。またSqueakはタイルを並べるようにしてプログラムを組み立てる「タイル・スクリプティング環境」を備えており,子ども向けの学習環境としても注目を集めている。Squeakの開発にはAlan Kay氏やDan Ingals氏といった大御所も参加している。
 新版ではタイル・スクリプティング環境「eToys」に関して,英語版最新版であるSqueak 3.8をベースに,細かな不具合を修正したという。またユーザー・インタフェースの修正やTrueTypeフォントの取り扱いの改善などを盛り込んだ。現在一般向けに公開されているのはNihongo6で,Nihongo7は開発者向けの場所に登録されている。SqueakはSqueakLandからダウンロードできる。

(北郷 達郎=日経バイト)