メガソフトは2005年1月11日,テキスト・エディタの新版「MIFES for Windows Ver.7.0」を発表した。安価なシェアウェア形態の製品や無償のエディタが多い中,MIFESはMS-DOS時代の操作性を継承し,大量のデータを扱える点を売りとしてきた。新版では大量のデータを扱う際の利便性を向上させるため,検索機能や履歴の管理機能などを強化した。同社のWebサイトで,2005年2月2日にダウンロード販売を開始する。店頭への出荷開始日は,2005年2月18日。

 Windows版MIFESのバージョンアップは3年ぶり。目玉となる新機能の一つが,検索機能。MIFESは元々,ハードディスク内のテキストデータから,指定した文字列を含むものを検索する「グローバル検索」という機能を備えている。UNIX/Linuxなどにおける「grep」コマンドに相当するものだ。今回新たに,検索時の条件として,検索対象とするデータの更新日時を指定できるようにした。「システムのログファイルなど,日々膨大に蓄積されていくデータを検索する際に便利」(同社)。また,「ファイル履歴ウィンドウ」は過去に作成/編集したファイル名を100個まで表示するもの。ファイル名で検索したり,ソートすることが可能。またその中からファイルを選んでオープンすると,最後に編集した個所に自動的にカーソルを合わせてくれる。これ以外に,HTMLファイルに含まれるスクリプト(JavaScript/CSS/PHP/VBScript/JSP)を自動認識してキーワードを目立たせる機能を搭載したり,ユーザー・インタフェースの改良などを図った。

 価格はダウンロード版が2万580円,パッケージ版が2万9400円。動作環境は,Windows XP/Me/98/2000/NT4.0/Server 2003。なお現在同社のWebサイトから,2005年2月18日まで利用可能なベータ版を無償ダウンロードできる。

(八木 玲子=日経バイト)

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