|
必聴講座ご紹介 ビッグデータ EXPO 2012春 日本マイクロソフト ビッグデータ EXPO 2012春 NEC Cloud Days Osaka 2012 セールスフォース・ドットコム |
【JavaOne 2004】Java開発者の手で作られた新スクリプト言語「Groovy」に高い関心
Groovyは,2003年の8月にJames Strachan氏(写真左)とBob McWhirter氏によって開発された。オープンソースの形で開発が進められている。「Javaは強大ですばらしい言語。しかしソースコードが大量になりがち」(Strachan氏)。一方スクリプト言語は手軽さが売り。Javaで記述すると煩雑になってしまう部分に,スクリプト言語を利用できれば開発効率は上がる。ただ既存のスクリプト言語では問題があった。「Javaアプリケーションとスクリプトが共存するには,スクリプトからJavaのバイトコードを生成できなければならない。また文法の差が大きいと開発者が苦労する。J2EEやJ2SEのAPIも利用したい」(Strachan氏)。この目的に合致したスクリプト言語は存在しない。「だからJava開発者の手で,Javaの開発/実行環境をもっと“groovy”にしたかった」(Strachan氏)。Groovyを利用すれば,Javaに比べて開発時間が半分で済むこともあるという。Groovyのコードの中でJavaのコードを記述する仕組みもあるので,両者を併用することも容易だ。 Javaに文法を似せるだけでなく,RubyやPython,Perlなど他のスクリプト言語の特徴も取り込んだ。例えばリストや配列などに独自の文法を使って,記述効率を高めている。セッションでは,リストに格納した複数の文字列から4文字以下のものを探して表示する処理を使ってGroovyの効率を示した。Javaでは15行以上必要なところを,Groovyでは4行で記述できていた。 もちろんJavaに比べて劣る部分もある。例えば性能。現在のところ「使い方によるが,Javaの20〜90%程度。今後,細かなチューニングが進める」(同じくGroovyの開発に関わるRod Cope氏,写真右)。インナークラスに未対応,デバッグが困難などといった課題もある。ただ「小規模でそれほどクリティカルでないシステムには特に有効。習得も容易なので,是非試してほしい」(Cope氏)。Groovyの実行環境は,公式サイト(http://groovy.codehaus.org/)からダウンロードできる。 (八木 玲子=日経バイト)
最新ニュース記事一覧へ >>
|