デルは2004年6月3日,同社初となるプリンタ製品2機種を発売した。プリンタ,コピー,スキャナの機能を備えるインクジェット複合機「デル オールインワンプリンタ 922」と,A4用紙対応のモノクロレーザー・プリンタ「デル モノクロレーザプリンタ 1700n」である。前者が1万3800円,後者が2万9800円と低価格なのが特徴。インターネットや電話で顧客に直接販売する。

 デル オールインワンプリンタ 922は,印刷の解像度が4800×1200dpiと他社の最上位機種なみ。インクはブラック,シアン,マゼンタ,イエローの4色。オプションの「フォトインク」に交換すれば,ライトシアン,ライトマゼンタを加えた6色で印刷が可能。CIS方式のスキャナを搭載しており,解像度は600×2400dpi。単体でカラーコピーをとれる。

 一方のデル モノクロレーザプリンタ 1700nの解像度は,1200×1200dpi。低価格ながら,標準で有線のネットワーク機能(10BASE-T/100BASE-TX)を備えている。印刷速度は1分間あたり25枚と,10万円程度する他社製品と比較しても遜色のないレベルだ。

(八木 玲子=日経バイト)
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