セキュリティフライデーは2004年6月1日,パスワード関連ツール「認術修業Ver1.2」を発表した。2004年6月15日よりダウンロード販売を開始する。
 
 認術修業はこれまで(1)パスワードの強度判定,(2)クラッキングされにくいパスワードの作成支援,(3)パスワード記憶支援――の三つの機能を提供してきた(関連記事を参照)。

 今回は新たにWindowsが記録しているユーザー名/パスワードやキーワードを閲覧したり,消去する機能を搭載した。この機能により,忘れてしまったパスワードを思い出したり,危険なパスワードをパソコン上に残さないといった運用ができる。

 Windowsのパスワード/キーワード記憶機能は,例えば,Internet Explorerで利用されている。会員制のWebページなどではパスワード入力を要求されるが,一度登録すれば,次回からユーザー名/パスワードの入力が自動化できる。また,一度入力した住所が別のページで表示されることがある。これが記憶機能である。Outlook Expressにメールサーバーのユーザー名/パスワードを記憶させる際もこの機能が使われている。
 
 価格は4410円。認術修業Ver1.0のユーザーは無償でバージョンアップできる。

(中道 理=日経バイト)