キヤノンシステムソリューションズは2004年3月18日,CD-R作成の際にコピー・プロテクトを施せるツール「プロテクトライターCD-R」シリーズを同年4月9日より出荷すると発表した。

 プロテクトライターCD-Rシリーズは,(1)メディアの複製防止,(2)ハードディスクへのコピー防止,(3)スクリーン・ショット防止,(4)コピー&ペースト防止,(5)パスワードによるアクセス制御,(6)印刷防止――などをCD-R作成時に施せるツール。(2)のハードディスクへのコピー防止は,ファイル自体のコピーは可能だが,ファイル自体を開けないようにする。

 プロテクトライターCD-Rシリーズは「プロテクトライターCD-R」(9800円)と「プロテクトライターCD-R Professional」(9万8000円)の2種類がある。違いは扱えるファイルの種類と制御の細かさ。ノーマル版はExcelやWord,テキスト,ビットマップやJPEG形式など7種類にしか対応していないが,Professional版はこれに加えてPDFやPowerPoint,Flash形式に対応している。また,ノーマル版で書きこんだ場合は必ずファイルの印刷が不可になるが,Professional版では印刷の許可/不許可を選択できる。このほか,Professional版には連続書き込みや,過去に作成履歴管理などの機能が盛り込まれている。

(中道 理=日経バイト)