マイクロソフトは2003年7月3日,Windows 2000 Service Pack(SP) 4の提供を開始した。セキュリティ・ホールの改修やOSの動作安定に関する更新が主である。過去に配布されたWindows 2000のSP 1~3のモジュールもすべて含まれる。同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。

 Windows 2000 SP 4で追加される新機能は,USB 2.0への対応とIEEE 802.1xの認証プロトコルへの対応。それぞれ既にリリースされていたが,これまでは個別にダウンロードする必要があった。また,Internet Explorer 5.01 SP 4とOutlook Express 5.5 SP 2も追加される。

 パソコンに既にインストールされているSPを自動検出し,そこに含まれないプログラムだけをダウンロードする方法と,すべてのプログラムをダウンロードする2種類の方法がある。サーバーにSP 4を置いて複数のクライアントにインストールしたい場合は後者が便利だ。CD-ROMでのインストールも可能。ただし有償で,入手するには1050円が必要。同社のWebサイトやファクシミリなどで申し込める。