マイクロソフトは2002年10月31日,Windows XPを追加購入するユーザ向けの廉価版パッケージ「追加ライセンス パック」を発表した。同年11月1日に出荷開始する。パッケージにはCD-ROMや取扱説明書は入っておらず,プロダクト・キーを記したライセンス証書だけが入っている。ただし,新ライセンスの対象となるのは通常パッケージの購入ユーザのみ。Windows XPがプリインストールされたパソコンや一部店頭で販売されているOEM版は対象外で,仮に購入してもアクティベートできない。購入できるのは,1本の通常パッケージにつき最大3ライセンスまで。これまで複数台のパソコンにWindows XPをインストールするユーザは,5本以上の購入で適用されるボリューム・ライセンス制度を利用するしか安価に入手する手段がなかった。

 追加ライセンスの推定小売価格は,Windows XP Professionalの通常版が3万2300円,アップグレード版が2万2200円。通常パッケージの推定小売価格がそれぞれ3万5800円,2万3800円であることから,割引額は約1000~3000円前後に留まる。

(高橋 秀和=日経バイト)

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