米Microsoftは7月24日,同社の次期サーバOS「Windows .NET Server」製品候補版第1版(Release Candidate 1:RC1)を無償で配布するプログラム「Windows .NET Server Customer Preview Program(CPP)」を開始すると発表した。同社のWebサイトでCPPへの登録を受け付ける。構成によって同社Webサイトからのダウンロードするものと,CD-ROMで提供するものがある。ダウンロードによる配布が同年7月末から,CD-ROMでの提供は同年8月から始める。

 CPPで提供するのは,WebサイトでのダウンロードがWindows .NET Standard Server,同Enterprise Server,同Enterprise Server 64-bit Editionの3種類。CD-ROMではWindows .NET Enterprise Server,同Enterprise Server 64-bit Editionの2種類を提供する。大規模システム向けのWindows .NET Datacenter Server(32ビット版と64ビット版)とWebサイト構築向けにActive Directory機能を省いた同Web Serverについては,CPPの対象外となる。

 今後は,RC1の評価を反映した製品候補版第2版(RC2)を経て,2003年前半に製品版(Release To Manufacture:RTM)を出荷する予定。日本語版については英語版から1ヵ月程度遅れる見込みである。

(高橋 秀和=日経バイト)