米Symantec社は2002年7月17日(米国時間),米Recourse Technologies社と米Riptech社のセキュリティ・ベンダ2社の買収を発表した。買収額はRecourse Technologiesが約1億3500万ドル,Riptechが約1億4500万ドル。

 米SecurityFocus社の買収と合わせて,Symantecは同日に3社の買収を発表した。セキュリティ・ベンダ3社の買収により,今後Symantecのセキュリティ事業の大幅な拡張が見込まれる。

 Symantecはこの2社の買収で,不正侵入検知や攻撃手法の収集や分析ツール,24時間体制でのセキュリティ監視サービスを手に入れた。

 Recourse Technologiesは,不正侵入を高速で検知するシステム「ManHunt」や攻撃のログを取るためのおとりサーバであるハニーポット構築ツール「ManTrap」などを開発・販売する。

 一方,Riptechは,セキュリティ監視サービスを提供する。米国,イギリス,ドイツ,日本にセキュリティ・オペレーション・センタを持ち,24時間体制でのモニタリングと情報保護に当たっている。


(八木 玲子=日経バイト)