日本IBMは2001年11月13日,インターネット経由でパソコンを遠隔操作するソフトの新版「Desktop On-Call V5(PCリモコン)」を発表した。携帯情報端末(PDA)からの遠隔操作と,EZweb,J-スカイ対応携帯電話からの画面確認に新たに対応したのが特徴。価格は1万1800円で,2001年11月22日に出荷を開始する。

 Desktop On-Callは,パソコン上のJava対応ブラウザからインターネット経由で他のパソコンを遠隔操作するソフト。V5は,操作されるパソコンの画面を小さく分割する機能を新たに搭載し,PDAからも遠隔操作できるようになった。使えるPDAは,インターネット接続機能を持つPalm OS搭載機,Pocket PC搭載機,ザウルス。また,従来製品ではパソコンの画面確認に使える携帯電話はiモード対応機だけだったが,V5からはEZwebとJ-スカイにも対応した。

 同ソフトは,パソコンに接続したディジタル・ビデオ・カメラやディジタル・カメラなどの映像をモニタする簡易リモート監視機能も搭載する。監視には,パソコンやPDA,iモード,EZweb,J-スカイの各携帯電話が使える。

 10ライセンスの「SOHOパック」も用意する。価格は9万6000円。通常版とSOHOパックのそれぞれにバージョンアップ版があり,価格は6800円と5万5000円。

(大森 敏行=日経バイト)