マイクロソフトは2001年10月9日,同社が運営するインターネット情報サイトMSNのデザインを10月8日に一新したと発表した。同時に発表した統合型インターネット・クライアント・ソフトウェア「MSN Explorer」や同社の次期OS「Windows XP」にデザインを合わせた。ただし,これによりMSNのページはInternet Explorer(IE)とMSN Explorer以外のWebブラウザでは閲覧できないように変更されている。

 現在,MSNにNetscape 4.7やNetscape 6でアクセスしようとすると,IEやMSN Explorerのダウンロードを促すページが表示され,MSNの内容を見ることはできない(図)。Webブラウザの判別は,JavaScriptとHTTPのUser-Agentヘッダを使い,クライアント側とサーバ側の両方で行っている。なお,米国MSNではこのようなブラウザの選別は行っておらず,Netscape 4.7やNetscape 6でも閲覧できる。

(大森 敏行=日経バイト)