StarSuite 6.0はワープロ・ソフトの「StarSuite Writer」,表計算ソフトの「StarSuite Calc」,プレゼンテーション・ソフトの「StarSuite Impress」,描画ソフトの「StarSuite Draw」から成る。ユーザ・インタフェースはMicrosoft Officeに似ており,Officeユーザであれば違和感なく利用できる。またWindows版では,OLEを利用して埋め込んだコンポーネントの編集機能も備える。基本とするデータ形式はすべてXMLに統一した。
StarSuiteはこれまで登場してきたLinuxで利用可能なオフィス・スイートのなかでは,Microsoft Officeとの互換性が高いことから,欧米では多く利用されてきた。しかし日本語対応が遅れていたため,国内ユーザにとっては待望のベータ版公開となった格好だ。
StarSuiteはオープン・ソースのプロジェクト「OpenOffice」の成果を元に,国際化や地域化,印刷機能などを強化した。対応するOSはWindows,Linux,Solaris。OpenOfficeではMac OS Xにも対応している。