米Hewlett-Packard社と米Compaq Computer社は2001年9月3日,両社が合併することで同意したと発表した。両社の全世界での売上高合計は874億ドル(約10兆円)に達する。これはほぼ米IBM社に匹敵する。

 合併後の新HP社の会長とCEOは現HP会長兼CEOのCarly Fiorina氏が就任し,Compaq会長兼CEOのMichael Capellas氏は合併後の社長に就任する予定。本社は現在HPの本社があるカリフォルニア州Palo Altoに置くが,Compaqの本拠地であるテキサス州Houstonにも大部隊を残す。

 合併はHPがCompaqの株式を新規発行のHP株と交換する形で行う。HPの株主は合併後の約64%,Compaqは約36%を保持することになる。

 合併により2003年には約20億ドル,2004年には25億ドルのコスト削減効果を見込む。

(松原 敦=日経バイト)