フリーのデータベース管理システム「PostgreSQL」のユーザー・コミュニティである「日本PostgreSQLユーザ会」(ブース番号6740)は、2月4日から6日まで千葉市・幕張メッセで開催されている「NET&COM 2004」で,1枚でLinuxを起動してPostgreSQLの日本語環境を利用可能にするCD-ROMを無償で配布している(写真)。

 会場で配布しているCD-ROMは2枚構成。1枚目は,日本PostgreSQLユーザ会がKNOPPIX3.3日本語版をカスタマイズし,日本語環境のPostgreSQLと,PostgreSQL用のグラフィカルな管理ツール「pgAdmin III」を動作可能にした。使っているLinuxディストリビューションは,産業技術総合研究所(http://unit.aist.go.jp/it/knoppix/)が公開している「KNOPPIX3.3日本語版」である。

 もう1枚のCD-ROMには,最新版PostgreSQL7.4.1のソース・コードやドキュメント,PostgreSQLに関連するフリーソフト,PostgreSQLの商用ソフト「PowerGres」の評価版,Microsoft Excelのデータをインポートできる商用ソフト「Data-Eat」(2004年第1四半期後半発売予定)のベータ版などを収録した。

(麻生 二郎=日経Linux)