トゥゲザーソフト・ジャパンと日本BEAシステムズは、BEAのWebサービス開発環境WebLogic Workshopと、トゥゲザーソフトのJava統合開発環境Together ControlCenter(TCC)を連携させる「Together ControlCenter Accelerator for BEA WebLogic Workshop(TCC Accelerator for BEA WLW)」を発表した。

このTCC Accelerator for BEA WLWは無償でダウンロードでき、Together ControlCenter6.0.1以降に組み込む形で利用する。BEAは、WebLogic Workshopが扱うWebサービス開発・実行向け記述フォーマット「JWS」をJSR-181としてJCP(Java Community Process)へ提唱しているが、今回発表のTCC Accelerator for BEA WLWはJWSをサポートした初のサードベンダー製品となる。WebLogic Workshopと共通のソースコードを読み込んで利用することも可能という。

TCC Accelerator for BEA WLWを組み込むと、TCCの開発環境に「WebServices」というタブが加わる。Webサービスをビジュアルな開発環境で設計、コーディング、テストできる。なお、実行環境としては、別途BEA WebLogic Server7.0.1以降と、WebLogic Workshopが必要となる。

WebLogic Workshopは「Webサービス時代のVisual Basic」を狙ったエントリ・ツールだが、一方のTCC Accelerator for BEA WLWは組織的なJ2EEベースのシステム開発の中でWebサービスを扱うための追加機能との位置付け。また、WebLogic Workshopが扱うソフト部品である「コントロール(その実体はデータベース、EJB、JMSなどのラッパー・クラス)」を作成するツールとしてTCCを利用することもできる。

日本BEAシステムズのプレスリリース