米VMwareは,サーバー向け仮想マシン・ソフトウエア「VMware ESX Server」のソース・コードをおよびインタフェースをパートナ各社に公開するプログラム「VMware Community Source」を,米国時間8月8日に発表した。

 同プログラムを通じて,共同開発モデルを構築し,ガバナンス・プロセスを共有することで,パートナが積極的にVMware ESX Serverの方向性に参加できるようにする。

 「仮想化は広範な導入が進んでいるが,これは,顧客にもたらす恩恵が明白だからだ。この分野は事業機会に満ちており,オープンな標準規格によって最大限に発展するだろう。こうした期待から,当社はAPIを公開することを決めた」(VMware社社長のDiane Greene氏)

 同社は,米AMD,米BEA Systems,米BMC Software,米Broadcom,米Cisco Systems,米Computer Associates International,米Dell,米Emulex,米Hewlett-Packard(HP),米IBM,米Intel,米Mellanox,米Novell,米QLogic,米Red Hatと協力し,仮想化に関するオープンな標準規格の普及促進に努めるとしている。

 第1段階としてインタフェースの枠組み「Virtual Machine Hypervisor Interfaces」を提供する。

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