米InterActiveCorp(IAC)傘下のAsk Jeevesは,従来の広告サービス「Premier Listings」に代わり,公開入札形式の検索広告サービス「Sponsored Listings」を導入する。Ask Jeeves社が米国時間8月1日に発表したもの。「広告主は,より効率的に広告を掲載,管理,最適化できる」(同社)としている。既存の広告主はただちに新サービスにアクセスできる。一般向け提供は8月15日から。

 Ask Jeeves社は,引き続き米Googleの「Google AdWords」を採用するが,Sponsored Listings広告の方がGoogle AdWordsを通じた広告よりも有利な位置に表示されるという。

 Ask Jeeves社によると,同社サービスと他社の検索サービスを併用しているユーザーはわずか13%。「Sponsored Listingsを利用することで,広告主や中小企業は,当社サービスのみを利用しているユーザーに訴えかけることができる」(Ask Jeeves社)

 Sponsored Listingsの主な特徴は以下の通り。

・自動システムで広告の購入および管理,キャンペーン最適化が行える
・キャンペーン開始を手軽に実行できる
・毎日あるいは毎月の予算を設定してコストを管理できる
・リアルタイムのキャンペーン・レポートとアカウント通知を提供

 なお,英国向けWebサイトでも12カ月以内にSponsored Listingsを導入する計画である。

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