米Evans Dataは,オープンソースの利用に関する調査結果を米国時間7月25日に発表した。それによると,アジア太平洋地域(APAC)では,「来年はオープンソースの導入を増やす」と答えた開発者が47%にのぼっており,北米開発者の同様の回答(25%)を大幅に上回った。

 一方,「今後12カ月でオープンソースの導入を減らす」と答えたアジア太平洋地域の開発者はわずか4%だった。

 オープンソース・コミュニティについて,「これまで以上に貢献する」という開発者は,アジア太平洋地域で44%,北米が32%。「ミッション・クリティカルな導入にLinuxを利用する可能性がある」とする開発者は,アジア太平洋地域が70%,北米が57%だった。

 またEvans Data社アナリストのSteve Fullmer氏によると,Javaを利用する開発者と,オープンソース・ソフトウエア・モジュールの開発向け使用には直接的な相関関係があるという。「Javaの利用が増えるほど,オープンソースを使う傾向が高くなっている」(Fullmer氏)

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