米Hewlett-Packard(HP)は,クライアント管理ソリューションの新しいパッケージ製品「HP Client Foundation Suite」と「HP Client Premium Suite」を米国時間7月25日に発表した。新しいスイートは,クロスプラットフォーム環境においてクライアント管理タスクの自動化を求める企業をターゲットとしている。

 HP Client Foundation Suiteは,ハードウエア,ソフトウエアのインベントリ,OS,アプリケーション配備,システム・データ復旧といった基本的なクライアント管理機能を必要とする企業向けに設計されている。同スイートは,HP社の「Client Manager 6.1」,「Systems Insight Manager Connector」,米Altirisの「Inventory Solution」,「Deployment Solution」,「Local Recovery Pro」の5つのコンポーネントで構成される。

 Premium Suiteでは,この5つに加え,ハードウエアとソフトウエアのクライアント・ライフサイクル管理機能を提供するために「HP OpenView Connector」,Altiris社の「Software Delivery Solution」,「Patch Management Solution」,「Application Metering Solution」,「Connector Solution」,「Carbon Copy Solution」,「Application Management Solution」を合わせて提供する。

 HP Client Foundation Suiteと同Premium Suiteの価格は,それぞれ63ドルと92ドル。同社によれば,スタンドアロンのソリューションを個別に購入した場合よりも62%割安となるという。

 HP社は前年2月にAltiris社のライバルである管理ソフトウエアの米Novadigmを買収しており,同社の自動化機能をITインフラ管理プラットフォーム製品系列「HP OpenView」に付加している。

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