米eBayは,同社オークション・サイトの利用に関する調査結果を米国時間7月21日に発表した。それによると,eBayサイトを主要あるいは二次的収入源として利用している米国人は72万4000人以上にのぼっており,前回調査時(2003年)の43万人と比べて68%増加した。「これらの職業的な販売者に加えて,150万人の個人がeBayサイトに出品することで収入を補っている」(eBay社)

 調査は,eBay社が米ACNielsen International Researchに委託し,7月1~11日にかけて米国オンライン・ユーザーおよびeBayサイトの出品者を対象に実施したもの。2005年前半における米国eBayメンバーの販売総額は約106億ドルにのぼるという。

 その他の主な調査結果は以下の通り。

・起業して自分自身が経営者になることを夢見ている米国人は58%
・起業したい理由は「個人的な収入を増やしたい」(66%),「独立心を高めたい」(63%)
・起業しない理由は「資本が不十分」(49%),「現在の状況に満足している」(29%)

◎関連記事
「もっとも訪問者が多いショッピング・サイトは『eBay』」,米調査
米eBayが米PassAlongの音楽販売サービスを提供開始,「友人も買えば特典有り」
「米国人の4分の3がインターネットにアクセス,利用時間は週平均12.5時間」,米調査
「2004年Q2の小売りサイト,購買率4.9%で平均購入金額は約134ドル」,米DoubleClick調査
「景気向上で,オンラインのショッピングと個人的なファイナンス活動が増加」,米調査
米eBay,販売業者向けに2つの新しいサービスを発表
米eBay,価格比較サイトの米Shopping.comを約6.2億ドルで買収
米eBay,「売ってください」リクエストを投稿できる「Want It Now」サービス

[発表資料へ]