米eBayは,2005年第2四半期の決算を米国時間7月20日に発表した。同期の売上高は,前年同期から40%増の10億8600万ドル,GAAPベースの純利益は53%増の2億9160万ドル(希薄後の1株あたり利益は21セント)でいずれも過去最高となった。Pro formaベースの純利益は55%増の3億720万ドル(同22セント)を記録した。

 営業利益は3億7900万ドルで前年同期から49%増。Pro formaベースでは4億640万ドルで前年同期から47%増加した。営業利益の割り合いは,純利益の35%となり,Pro formaベースでは純利益の37%になった。

 同期の売上高は,同社が発表していた予測の上限である10億5000万ドルを上回った。また,同社はGAAPベースの希薄後の1株あたり利益を16セント,Pro formaベースで18セントを見込んでいたが,同期の業績はこれも上回った。

 同社社長兼CEOのMeg Whitman氏は,「同期は目覚しい業績を達成した。米国,ドイツ,およびPayPal事業の勢いが素晴らしく,大幅な増益増収をけん引した」とコメントしている。

 米国内市場の売上高は,前年同期から27%増の4億2360万ドル。海外市場では同51%増の4億1880万ドルだった。

 登録ユーザー数は,同期末で前年同期の1億2400万人から38%増の1億5730万人を記録した。その内,実際に同プラットフォームを利用しているアクティブ・ユーザー数は,前年同期の4800万人から34%増加して6460万人になった。

 同社は,2005年通気の業績予測を上方修正した。売上高は,43億4000万~44億1000万ドルの範囲を予測。4月の時点では,42億7000万~43億6000万ドルを予測していた。1株あたりの利益は,GAAPベースが77~78セント,Pro formaベースは82~83セントを予測。これまでの予測ではそれぞれ71~73セント,76~78セントを見込んでいた。希薄後のGAAPベースの1株あたり利益は18セントになると予想している。

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