カナダのNortel Networksは,米Cienaが同社グループとパートナを相手取って起こした特許侵害訴訟に関し,米国際貿易委員会(ITC)が調査を終了したことを発表した。同社が現地時間7月7日に明らかにした。

 捜査の終了は,先ごろ米テキサス州マーシャル連邦地裁が下した仮処分命令を受けたもの。同裁判所は,Ciena社に対し,ITCの活動への参加や訴えを禁止するとともに,Ciena社がITCに調査の終了を求めるように指示した。

 Ciena社は同年,Nortel社,運営子会社のNortel Networks Limited(NNL),同社米国法人,シンガポールのFlextronics Internationalなどを特許侵害で提訴していた。Nortel社はCiena社の主張を否定し,Ciena社がNortel社の保有する13件の特許技術を侵害しているとして反訴している。裁判は2006年6月に行われる。

◎関連記事
米Broadcomが独占禁止法違反で米QUALCOMMを提訴,「CDMA技術/LSIの提供で不公正な活動を展開」
米Qualcommによる米Broadcom特許の侵害について米国際貿易委員会が調査を開始
米下院議員が先願主義への移行などを規定した特許制度改革法案を提出
「米国特許制度を改正すべき」,米Microsoftが改善プランを提案
米Cienaと米Broadwing,光ネットワーク製品の特許侵害訴訟で和解

発表資料へ