米Adobe Systemsは米国時間7月5日,同社のPDF(Portable Document Format)閲覧ソフト「Acrobat Reader 5.0.9/5.0.10」のLinux版,Solaris,IBM-AIX,HP-UX版にセキュリティ・ホールが見つかったことを明らかにした。

 これらのバージョンには,バッファ・オーバーフローのぜい弱性が存在し,ユーザーが細工されたPDF文書を開いた場合に,コンピュータ上で任意のプログラムを実行させられる危険性があった。Adobe Reader 7.0ではこの問題が修正されている。Windows版はこのセキュリティ・ホールの影響を受けない。

 同社は,IBM-AIX/HP-UX版ユーザーには「Adobe Reader 5.0.11」,Linux/Solaris版ユーザーには「Adobe Reader 7.0」へのアップグレードを勧めている。

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