米カリフォルニア州は,コンピュータおよび周辺機器メーカー各社と総額1億1600万ドル規模のITインフラ供給契約を結んだ。同州総務局が米国時間7月1日に発表したもの。契約を獲得したのは,米Hewlett-Packard(HP),米Gateway,米IBMなど。

 今回の契約では競争入札を実施した。カリフォルニア州全域を供給対象とした共通構成モデルの大量導入であるため,「より低価格で価値ある購入が可能となった」(同州総務局)。同州はこの契約を通じて,今後2年間に約4000万ドルのコスト節約を見込んでいる。価格の割引率は,周辺機器で平均15%,プリンタで平均46%以上という。

 主な契約内容は以下の通り。

・デスクトップ・パソコン:契約総額は推定5300万ドル。HP社(米Western Blue,米Insight Enterprisesと協力),Gateway社が担当

・ノート・パソコン:契約総額は推定2200万ドル。IBM社,Gateway社が担当

・プリンタおよび周辺機器:契約総額はそれぞれ推定800万ドルと2500万ドル。HP社(Western Blue社,Insight Enterprises社と協力)が担当

・モニター:契約総額は推定900万ドル。Gateway社が担当

◎関連記事
「米国の非軍事政府機関のセキュリティIT支出は今後5年間で27%増加」,米調査
「カリフォルニア,ニューヨーク,テキサス3州のIT支出合計は日本全体にほぼ匹敵」
「企業IT支出の展望は全般的に良好」,米CIO Magazine誌の調査
「世界トップクラスの企業は,技術インフラ費用を削減/アプリ管理に投資」,米調査
「2005年における北米/欧州企業のIT投資は前年比3.9%増」,米調査
米IDC,2005年/2006年の世界パソコン市場予測を上方修正
「2005年パソコン出荷台数の伸びは前年比9%に留まる」,米Gartnerが予測
「2007年までにPCメーカー上位10社のうち3社が撤退」,米Gartnerが予測

[発表資料へ]