米Symantecと米VERITAS Softwareは米国時間6月24日に,両社の合併計画について両社株主の承認を得たと発表した。同日開催した特別株主総会で,Symantec社は発行済み株式の76%の保有者と,VERITAS社の発行済み株式の73%の保有者が投票を行い,そのうち,Symantec社株主の約95%とVERITAS社株主の98%が合併案を支持したという。

 合併合意の条件に基づき,Symantec社は,VERITAS社の株式1株につきSymantec社株式1.1242株を支払う。手続きは7月2日に完了する見通し。

 Symantec社はVERITAS社を約135億ドルで買収することを2004年12月15日に発表。米メディアの報道(internetnews.com)によると,当初,株主は合併計画に懐疑的だったが,投票の1週間前に,機関投資家向けに議決権行使に関するサービスを提供する米Institutional Shareholder Servicesが同計画に好意的な態度を示したことから,流れが変わったという。

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