ルクセンブルクのSkype Technologiesは現地時間6月13日，今年4月よりベータ版を公開していたボイスメール・サービス「Skype Voicemail」の正式提供を開始した。利用料金は3カ月で5ユーロ（約7ドル），1年間で15ユーロ（約19ドル）。同サービスの利用料金はクレジットカード以外にも，米PayPalや英Moneybookersを決済サービスを使って支払える。
Skype Voicemailは，Skypeユーザーが不在時に最長10分間の音声メッセージを録音できるほか，IP電話や固定電話からの音声メッセージも着信できる。また，通常のボイスメール・システムとは異なり，Skype Voicemailを利用していないSkypeユーザーにも音声メッセージを送信できるのが特徴という。
さらに，IP電話で固定／携帯電話からの着信が可能な「SkypeIn」サービスのベータ版利用者も，ボイスメール・サービスを利用できる。応答に関する諸設定や音声メッセージはカスタマイズ可能。SkypeInのベータ版は現在，デンマーク，フィンランド，フランス，香港，スウェーデン，ノルウェー，英国，米国の8カ国で提供している。
またSkype社は同日，Windows版Skypeの新版「Skype for Windows v1.3」をリリースした。MSNやMicrosoft Outlookといったアプリケーションから連絡先をコンタクト・リストに取りむ機能や，ユーザー・プロフィールのカスタマイズ機能を強化した。またユーザー・インタフェースの統一感を向上し，「emoticon（動きのある顔文字）」などの利用も可能にした。
「当社のサービス拡充を通じて，Skypeユーザーにさらなる利便性をもたらし，現代のコミュニケーションとコラボレーションのあり方に新たな選択肢を提供したい」（Skype社共同設立者兼CEOのNiklas Zennstrom氏）とする。
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