フィンランドのNokiaは,先ごろ発表した携帯端末「Nokia 770 Internet Tablet」の売り上げをGNOME Foundationに寄付するプログラムを発表した。同社がドイツで開催中のカンファレンス「GNOME User and Developer European Conference(GUADEC)」において現地時間5月31日に明らかにした。
同社は,同プログラムを通じてNokia 770を99ユーロで販売し,その収益をデスクトップ環境「GNOME」の普及促進団体であるGNOME Foundationに寄付する。
5月25日に発表されたNokia 770は,Linuxベースのインターネット接続端末。インターネット・ブラウジング,電子メール通信,最新ニュースのチェック,インターネット・ラジオやその他の音楽,ビデオの視聴,イメージの閲覧などに利用できる。同デバイスは,GNOMEをベースとするHildon Application Frameworkを採用している。
同タブレットは,解像度800×480ピクセルの4.13インチのタッチ・スクリーン,オンスクリーン・キーボードを装備。手書き入力に対応し,ズーム機能,ファイル・マネージャ,PDFリーダー,メモ,ゲーム機能などを提供する。
「GNOMEは,デスクトップに適した非常に強力でユーザー・フレンドリな環境である。GNOMEをNokia 770に採用することにより,GNOME,オープンソース・ユーザー,そして開発者の支援によりさらに成長を続ける製品となるだろう」(Nokia社)
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