米AOLは,米国人による電子メールの利用状況を調査した結果を米国時間5月26日に発表した。その結果,休暇中や仕事中も含め,1日にほぼ5回のメール・チェックを行なっているという「電子メール中毒」ぶりが明らかになった。

 調査は,米Opinion Researchと共同で全米20都市に住む18歳以上を対象にオンラインで実施したもの。4012人から回答を得た。

 調査の結果,平均的なユーザーは,1日に電子メールに1時間以上を費やしていることが明らかになった。41%が朝起きてまずメールをチェックしている。夕食直後のチェックが18%,仕事から帰ってすぐにチェックする人が14%,就寝前が14%だった。41%は真夜中にチェックしたことがあると回答している。26%は,メールをチェックしないでいられるのは2~3日が限度だとしている。

 メールをチェックする場面もさまざまで,23%はパジャマ姿でベッドの中でチェックするとしている。その他には,授業中(12%),会議中(8%),コーヒーショップなどのホットスポット(6%),ビーチやプールサイド(6%),バスルーム(4%)などでチェックが行なわれていた。運転中(4%),教会(1%)などという回答もみられた。

 61%は,職場で私用の電子メールをチェックすると回答している。回数は平均して1日に3回となっている。10人に1人(9%)は,上司に私用の電子メールをチェックしているのを見つかったと回答している。

 およそ60%のユーザーは,休暇中も電子メールのチェックを行なっている。そのうちの57%は,休暇中に電子メールが利用できることが重要であると考えていることも明らかになった。

 77%は複数の電子メール・アドレスを持っており,2~3個のアドレスを持つ人が56%だった。電子メール・ユーザーの4人に1人(26%)は,電子メール・アドレスを共有している。共有相手は,配偶者が21%,子供が7%,友人が6%,両親が3%だった。

 新しく合った人に自分の電子メール・アドレスを教える人は32%で,携帯電話番号の28%を上回った。自宅の電話番号を教えるとする人は37%だった。

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