米IBMが,サービス指向アーキテクチャ(SOA)導入支援に向けた導入モデル「Business Integration Adoption Model」,無料オンライン調査ツール,教育コース,ワークショップ,サービスを米国時間5月20日に発表した。

 Business Integration Adoption Modelは,SOAの導入効果を上げることと,業務上の価値向上に必要な計画を立案するためのモデル。IBM社の成功事例,ミドルウエア,コンサルティング,導入サービス,オープン標準などをベースにしている。同モデルを適用すると,業務の目標に合わせ,基盤のアプリケーションとビジネス・プロセスとを直接結びつけることで,システムの柔軟性を高められるという。

 SOA導入を始めたばかりの企業と,自ら導入を進めている企業に対しては,SOAの導入レベルを評価したり,優先度の高い分野を特定するための無料オンライン調査ツールや,オンライン/対面方式の各種教育コースを用意する。

 さらに,SOA導入を迅速に行えるようにするため,顧客企業の事情に合わせたワークショップワークショップ「WebSphere Integration Architecture Workshops」と,各種ミドルウエア/コンサルティングなどを組み合わせるサービス「SOA Integration Framework」の提供も行う。

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