米Transmetaは米国時間5月13日に,2005年第1四半期の決算を発表した。売上高は690万ドルで,前期の1120万ドルと比べ減少したが,前年同期の520万ドルから増加した。純損失は2110万ドル(1株当たり損失は0.11ドル)で,前期の2810万ドル(同0.15ドル)および前年同期の2340万ドル(同0.14ドル)から赤字幅を縮小した。

 売上高のうち,製品収入は640万ドル,ライセンス収入は45万ドル。前期はそれぞれ480万ドルと640万ドル,前年同期は500万ドルと20万ドルだった。

 なお,同社は当期に,人員削減を含むリストラ関連費用130万ドルを計上している。

 同社CFOのMark R. Kent氏は,「当期は,製品ビジネス・モデルの修正をいくらか反映した結果となった。今後数四半期で,リストラ策の全面的な財務効果が表れると見込んでいる」と述べた。また同氏は「慎重な経費管理を継続し,2005年12月31日には350万ドル以上のキャッシュ・ポジションを目指す」としている。

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