米Googleは,テレビ番組を検索できるサービス「Google Video」(ベータ版)で,一般消費者のビデオ・コンテンツを募集するプログラム「Google Video Upload Program」を開始した。

 応募者は,まずアカウントを取得し,ビデオ・アップロード・ツール「Google Video」を使ってビデオを投稿する。Google社が審査を行ったのち,Google Videoで,検索,プレビュー,再生,購入できるようにする。

 ただし現在はまだ受付段階で,「審査を通過し,Google Videoで公開する準備ができたら,投稿者に電子メールで通知する」(Google社)。追加投稿や,投稿済みビデオの情報更新および削除は常時可能。採用しない場合にも投稿者に通知する。

 投稿ビデオの長さに制限はない。公開を有償にするか無償にするかは,投稿者が選べる。有償配信については,「少額の」(Google社)手数料を課す。

 なお,投稿ビデオが有償設定している場合や,非推奨フォーマットであった場合は,「審査に時間がかかる可能性がある」(Google社)。投稿したビデオの状況は,Google Video Upload Programのログイン・ページで確認できる。

 主な応募条件は以下の通り。

・映像およびオーディオの著作権など,投稿ビデオの権利を投稿者自身が所有する

・ポルノなど不適切な内容を含まない

・推奨フォーマットは,NTSC(4:3)サイズおよびフレーム・レート,非インタレース。ビデオ・コーデックはMPEG-4またはMPEG2(MPEG-4を推奨)で,ビットレートは260Kbps以上(750Kbpsを推奨)。オーディオ・コーデックはMP3 VBRで,ビットレートは70Kbps以上(128Kbpsを推奨)。

◎関連記事
「検索エンジンの人気トップは依然Google,ただしYahoo!とMSNも善戦」,米調査
Web実態調査で,MSとYahoo!がGoogleとの差を詰める 
米Google,テレビ番組を検索できる「Google Video」サービスを発表
米Googleが「Gmail」の容量を2Gバイトに倍増,リッチ・テキストにも対応
米AOLが検索サービス「AOL Search」を拡充,オーディオ/ビデオ検索機能などを追加
米TiVoの“録画番組のネット共有機能”,「少人数なら合法」とのFCC判断
「IPGの世界市場は2008年に約10億ドル規模に」,米調査
ストリーミング・メディア技術の標準化団体ISMA,規格準拠の公式認定プロセスを発表

[Google Video Upload Programのログイン・ページ]