米Oracleは,オープンソース・ソフトウエア開発ツール関連の業界団体Eclipse Foundation内でEnterprise Java Beans(EJB)3.0対応ツールの開発活動を主導する。Oracle社が米国時間4月13日に明らかにしたもの。

 同社は,オープンソースのEJB 3.0対応オブジェクト/リレーショナル・マッピング(ORM)ツールを開発し,Eclipse Public Licenseに従って公開する。同ツールを使うと,任意のJava 2 Platform, Enterprise Edition(J2EE)互換アプリケーション・サーバーにアプリケーションを配信できるという。

 同社のORMソフトウエア「Oracle TopLink」や,Java ORMツール,配信プラットフォームをベースとし,「ミッション・クリティカルなエンタプライズ・アプリケーションに適した,高度なORM機能を提供する」(同社)

 「Oracle社のEJBとオブジェクトに関する豊富な経験は,全世界で利用可能なEJB 3.0ツールの提供を成功させるにあたり,必要不可欠で重要なものだ」(Eclipse Foundation上級ディレクタのMike Milinkovich氏)

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