ドメイン名やIPアドレスの管理を行っている非営利組織ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)は,新たなスポンサ付きトップ・レベル・ドメイン(sTLD)として「.jobs」および「.travel」を正式に認定した。ICANNが米国時間4月8日に発表したもの。

 アルゼンチンで行われた第22回ICANN国際会議で理事会が承認したという。「.jobs」は米Employ Mediaが,「.travel」は米Trallianceがレジストリとして運営にあたる。

 ICANNでは上記2件のほか8件の新sTLD申請について選出作業を進めており,そのうち「.cat」「.post」「.mobi」の3件に関してはすでにレジストリ候補と商業的および技術的交渉に入っている。「.asia」「.mail」「.tel」「.xxx」の5件(「.tel」は2社から申請が出されている)については,理事会が検討中である。

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