米Dellの2006会計年度第1四半期(2005年2~4月期)の業績は,2月10日に発表した予測通りとなる見込みである。同社が米国時間4月6日に明らかにしたもの。第1四半期の売上高は前年同期比16%増の約134億ドル,1株当たり利益は同32%増の37セントになる見通し。

 またDell社は当期中に,株式買い戻しに20億ドルを費やす予定である。「当初の予定の約2倍の予算を割り当てる」(同社)。同社は過去4年間に,株式の買い戻しによって加重平均発行済み株式数を9%以上削減しているという。

 Dell社CEOのKevin Rollins氏によると,同社は年間売上高の目標額を引き上げる。2005会計年度の490億ドルから,3~4年後には年間売上高を800億ドルまで伸ばす目標である。「目標達成に向けて,ネットワーク・サーバー,ストレージ・システム,印刷/イメージング,モバイル・コンピューティングの4分野に注力するほか,顧客サービスを強化する」(同社)

◎関連記事
米Dellの11月~1月期決算は17%増収,「サーバーとノートPCが好調」
米Dellの2004年8~10月期決算は18%増収,「EMEAとアジアがけん引」
米Dellの2004年5~7月期決算,前年同期比20%増収で29%増益 
米IBMの2004年Q4決算,純利益31億ドルで過去最高
米Appleの2004年10~12月期決算,売上高,純利益ともに過去最高
「米Dellが米国でもっとも賞賛される企業の1位に」,米FORTUNE誌
「2004年Q3のサポート企業顧客満足度,米Dellが米HPと米IBMを抜いて首位に」,米調査
「2005年の世界パソコン出荷台数は前年比9.7%増」,米IDCが予測を下方修正

[発表資料へ]