米Time WarnerのAmerica Online(AOL)は米国時間3月29日に,ティーンズのインターネット利用を支援するサービス「RED」でブログ機能を提供することを発表した。

 AOL社が米Digital Marketing Services(DMS)に委託して,12~17才のインターネット・ユーザー250人を対象にアンケート調査を実施したところ,31%が「ブログを読んだことがある」または「ブログを書いている」という。心の奥の感情を打ち明ける対象としては,「親」が51%,「ブログ」が49%だった。ティーンズはプライバシについても意識しており,84%が「誰でも閲覧できるようなオープンなWeb上ではブログを公開したくない」と述べている。

 REDのブログ機能では,「プライベート」「セミプライベート」「パブリック」の3段階のプライバシ・レベルを設ける。プライベートは,ユーザーが個人の日記として利用し,第三者は閲覧できない。セミプライベートは,特定のメンバーのみ閲覧可能。13~15才の場合は,閲覧メンバーのリストについて親の承認を得る必要がある。パブリックでは一般に公開し,誰でも閲覧することができる。ただし,13~15才の場合は一般大衆からのアクセスを遮断する。

 ユーザーはまずプライバシ・レベルを設定し,ブログを作成する。ティーンズ向けのスタイル,カラー,レイアウトや各種機能を用意している。「500万人以上のREDメンバーが,創造性やアイデアを発揮し,他のメンバーと意見を交わすための最良の場所として(REDのブログ機能を)利用するだろう」(AOL社Teens & Kids部門上級バイス・プレジデント兼ジェネラル・マネージャのMalcolm Bird氏)

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