米MCIは,米国,欧州,アジア太平洋地域において利用可能なホットスポット数を拡大することを米国時間3月22日に発表した。利用可能なホットスポットは,36カ国で1万1000カ所に増加する。

 同社は,現在23カ国のホテル,空港,レストラン,展示会場において6200カ所のWi-Fiアクセス・ポイントからネットワーク接続を提供している。

 同社のWi-Fiネットワーク拡大は,米Boingo Wirelessとの提携を通じて行なわれる。MCI社の新しいホットスポットは,主に米国,英国,スイス,フランス,ベルギー,ドイツ,香港,日本,ギリシャ,シンガポール,フィルビンに設置される。欧州とアジア太平洋地域において直ちに1300ヶ所を超えるホットスポットにアクセス可能になるとともに,5月には新たに米国内の3400カ所のホットスポットが利用可能になる。

 「ネットワークへのアクセスは,企業にとって従業員がオフィスにいても出張していても効率的にビジネスを行なうために重要な要素である。広範囲をカバーするアクセス機能は,簡単でユビキタスなインターネット接続への高まる企業の要望に応えるものになる」(MCI社製品管理担当上級副社長のNancy Gofus氏)

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