米Microsoftは,コンピュータ・ウイルスやワームを駆除するソフトウェア・ツール「Windows Malicious Software Removal」のアップデートを米国時間3月8日に公開した。

 同ツールは,Windows XP/2000/Server 2003に対応。Blaster,Sasser,Mydoomを始めとする悪意のあるソフトウエアを検出して削除する。検出と削除プロセスが完了すると,その結果を知らせるレポートを表示する。

 月に1度アップデートが公開されている同ツールは,今回が3度めのリリースとなる。新版では,ダウンロードのプログレス・バーなどのインタフェースの部分に変更が加えられている。

 アップデート版は,同社WWWサイトから直接利用できる。また,Windows XPユーザーは,最新版をWindows Updateからダウンロード可能。Windows XPで「自動更新機能」を有効にしておけば,毎月1回自動的にマシンをスキャンし,ウイルスを発見した場合には駆除してくれる。その場合,1度利用すると削除されてしまうため,1ヶ月に複数回利用するユーザーは,Webバージョンを利用する以外に,Microsoft Download Centerから入手してパソコンにインストールできる。

 同社は,3月の月例パッチのリリースを省略することを明らかにしている。

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