米PalmSourceは米国時間3月8日に,デジタル家電機器向けLinuxの業界団体「Consumer Electronics Linux Forum(CELF)」に加盟したことを明らかにした。

  CELFは,日立製作所,松下電器産業,NEC,オランダRoyal Philips Electronics,韓国Samsung Electronics,シャープ,ソニー,東芝が2003年6月24日に設立した団体。家電機器用におけるLinuxプラットフォームの普及促進と強化を目的とする。現在,50社以上が参加している。

 PalmSource社首席科学者のJohn Ostrem氏は,「CELFに加盟し,他の業界リーダーやオープンソース・コミュニティと協力して,Linux関連製品の開発に取り組めることを喜ばしく思う」と述べた。同社は携帯電話向けソフトウエアを手掛ける中国のChina MobileSoft(CMS)を買収しており,「当社のLinuxに関するノウハウも生かして,Linux対応携帯電話ソフトウエアの開発を進め,CELFに大きく貢献できると確信している」(同氏)。

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