米AMDが,組み込み向けプロセサ製品系列「AMD Geode NX」用の開発ボード「AMD Geode NX DB1500」と参照設計を米国時間3月7日に発表した。同日より利用可能とする。価格は599ドル。

 同開発ボードと参照設計は,プロセサ,チップセット,メモリー,周辺機器を単一プラットフォーム上にまとめ,デバッグ用機能と開発用ソフトウエアを合わせて提供する。対応OSは,Microsoft Windows XP/Windows XP Embedded/CE.netとLinux。

 マザーボードはMini-ITXタイプで,台湾Silicon Integrated Systems(SiS)製のチップセットを搭載する。内蔵グラフィックス・コントローラ,VGAおよびTFT出力を備える。そのほかの主な仕様は以下の通り。

・メモリー:
 最大1GバイトのDIMMタイプDDR DRAMを搭載可能。LPCブートに対応

・拡張スロット:
 PCI 2.2拡張スロットを1個装備

・インタフェース:
 USB 2.0,IDE,Serial ATA,CRTディスプレイ用,10/100 Ethernet,TFTディスプレイ用,AC '97 Audio CODECステレオ,6チャネル・オーディオ,S/PDIFオーディオ出力,16550互換シリアル,EPP/ECPパラレル,IrDA

◎関連記事
米AMD,Athlonベースの組み込みプロセサ「Geode NX 1250@6W」を発表
米AMD,性能と消費電力をモデル番号につけた新「Geode」プロセサを発表
英ARMとオランダのPhilips,低消費電力のロックレス・プロセサの開発で提携
英ARM,ARM Cortexシリーズの最初のプロセサ「Cortex-M3」を発表
米Freescaleと米Metrowerks,自動車への搭載に最適化した組み込みLinuxを発表
米Intel,組み込み向けに“Dothan”など次世代プロセサを出荷開始
米Intel,携帯機器向け新型プロセサ「PXA27x」とアクセラレータ「2700G」を発表
台湾VIA,セキュリティ機能を強化した低消費電力プロセサ・コア「C5J」を発表

[発表資料へ]