米IBMと米AT&Tは,中小企業向けのコラボレーション・ソリューション「IBM Workplace Services Express with AT&T Managed Internet Service」を提供する。両社が米国時間3月2日に明らかにしたもの。

 同ソリューションは,IBM社の中小企業向けコラボレーション・ソフトウエア「Workplace Services Express」と,AT&T社のインターネット接続サービス「AT&T Managed Internet Service」をパッケージ化する。「IBM xSeries eServer」上で動作し,WindowsまたはLinuxに対応している。

 Workplace Services Expressは,業務チーム用の電子会議室,インスタント・メッセージング,文書管理,ポータルといった機能を備える。従業員,取引先,パートナと情報の共有などが行える。「Managed Internet Serviceとの組み合わせにより,中小企業でもインターネット対応のコラボレーション機能を簡単に導入できる。導入は短期間で済み,多くのITリソースも必要としない」(両社)

 米メディアの報道(CRN)によると,同ソリューションに含まれるWorkplace Services Expressのバージョンは2.5で,2005年6月に利用可能になるという。

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