米AMDは,サーバー用プロセサとサーバー管理サブシステム間のハードウエア・インタフェースを規定する仕様「Open Platform Management Architecture(OPMA)」を公開した。AMD社が米国時間2月28日に明らかにしたもの。同社のWebサイトからダウンロードできる。

 OPMAは,ベースボード管理コントローラ(BMC),ネットワーク・インタフェース・コントローラ(NIC)などの管理用サブシステムや標準システムバスと,マザーボード上のマイクロプロセサとのインタフェースをハードウエア・レベルで定めた仕様。BMCなどに組み込まれたファームウエアが,BIOS,各種ドライバ,管理ソフトウエア・スイート,システム管理フレームワーク,OSといったソフトウエアとやり取りできるようにするため,標準的な手順を示している。

 「同仕様に対応すると,BIOSファームウエアをわずかに変更するだけで,複数ベンダーの製品に対応可能な管理用サブシステムを開発できる。サーバー・プラットフォーム開発にかかわるリスク,コスト,時間を減らせる」(同社)

 米メディアの報道(internetnews.com)によると,OPMAは,64ビット版「Opteron」「Athlon」プロセサを搭載するマザーボードに対応しているという。

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