米Silicon Graphics(SGI)は,4Gbpsのファイバ・チャネルに対応するストレージ・アレイ「SGI Infinite Storage TP9700 RAID」を米国時間2月8日に発表した。同製品により,前モデルの2倍のデータ伝送速度が実現できるという。

 同社は,「パフォーマンスの向上により,ストレージを利用するためのアダプタ,ケーブル,スイッチ・ポートの数を減らすことができる。所有コストの縮小が可能になるとともに,ストレージ管理を行なうためのインフラ構造もシンプルになる」と説明している。

 同社によれば,ITマネージャが管理するデータは年間80~200%増加している。同製品により,データへのアクセスが高速化されれば,ユーザーの生産性が高まり,データ検出の時間も短縮できるという。

 米Engenio Information Technologies社は同日,XBB高密度ストレージ・アーキテクチャをベースとする「6998 Fibre Channel」コントローラのリリースを発表している。両社は,12月に開催されたスーパーコンピュータ関連カンファレンス「Supercomputing 2004」において4Gbpsのファイバ・チャネル対応SANのデモを実施している。

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