韓国SK Telecom(STK)は,第3世代(3G)携帯電話サービス向けに米Hewlett-Packard(HP)のモバイル・サービス向けサーバー「Mobile E-services Server」を導入した。HP社が米国時間2月7日に発表したもの。

 Mobile E-services ServerはHP社のサービス配信プラットフォーム「HP Service Delivery Platform(SDP)」の主要コンポーネントの1つ。

 Mobile E-services Server導入にあたり,HP社とSTK社は,STK社における事業および運用ニーズの特定と,SDPの効果的な利用について共同で取り組んだという。STK社は,音声およびデータ・サービスを短期間,低コスト,低リスクで開発および提供するための同社の統合フレームワーク「Next Generation Convergence Platform(NGCP)」に,Mobile E-services Serverを取り入れている。

 ちなみにHP社によると,韓国は世界で最も“モバイル化”が進んでいる国のひとつで,SKT社の3G加入者は1880万人におよぶ。

 また,英Vodafoneのオランダ事業であるVodafone NetherlandsとスウェーデンのTeliaSoneraも,HP社の製品を導入しているという。

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