米Time Warnerは米国時間2月4日に，2005年通期の事業見通しについて発表した。減価償却費控除前の調整後営業利益（OIBDA）は，2004年通期の99億ドルと比べ1ケタ代後半の成長率になると予測する。「売上高増加と利益率拡大が期待できるため」（同社）
米メディアの報道（CNET News.com）によると，アナリストの見通しはそれより楽観的で「2ケタ成長を見込んでいる」（米Oppenheimerのアナリスト，Peter Mirsky氏）。
また同社は，2005年通期に発生する調整後OIBDAの30～40％を，フリー・キャッシュ・フローに変換する計画も明らかにした。
ちなみにTime Warner社が同日発表した決算報告（Time Warner社のプレス・リリース）によると，2004年通期の売上高は前年比6％増の421億ドル。純利益は33億6000万ドルで，前年の26億4000万ドルから増加した。調整後OIBDAの99億ドルは，前年を13％上回る数字である。
2004年第4四半期の売上高は111億ドルで，前年同期の109億ドルから増加。純利益は１１億3000万ドル（希薄化後の1株当たり利益は24セント）で，前年同期の6億3900万ドル（同14セント）と比べ急増した。ケーブル・ネットワーク事業のデジタル・ビデオ，高速インターネット，広告販売が好調だったという。調整後OIBDAは前年同期比3％増の24億ドル。
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