オープンソースのインフラ・ソフトウエアを手がけるコンソーシアムObjectWebは,同コンソーシアムのアプリケーション・サーバーが米Sun Microsystemsの「Java 2 Platform, Enterprise Edition(J2EE)1.4」認定を取得したことを現地時間2月1日に明らかにした。

 ObjectWebによれば,アプリケーション・サーバー「JonAS(Java Open Application Server)」は,J2EE 1.4準拠テストに合格した最初の非商用オープンソース・アプリケーション・サーバーになるという。ObjectWebは,同仕様への準拠により,企業,政府機関によるJonASの導入が促進されると予測している。

 「同技術への準拠は,企業とISVによるJ2EEアプリケーション・サーバーの導入を促進するための重要な要素である。認定により,アプリケーションの移植性が保証されて束縛がなくなるという面で,ObjectWebは市場の要件に応じたことになる」(RedMonk社主席アナリストのJames Governor氏)

 J2EE 1.4に準拠すると認定を受けたJonASは,2週間以内にObjectWebのWWWサイトから無償でダウンロードが可能になる。

 ObjectWebは,企業,学術団体,個人が集まった非営利団体。オープンソースのインフラ・ソフトウエアの開発を支援している。

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