米Mozilla Foundationが提供するオープンソースのWebブラウザ「Mozilla Firefox」の市場シェアが約5%に拡大した。Mozilla Foundationが,オーストラリアNewsのWebサイトに掲載された記事を引用するかたちで,1月20日に発表した。

 同記事が報じた米WebSideStoryの調査結果によると,全インターネット・ユーザーのうち4.95%がFirefoxを使っており,「過去3カ月間でシェアがほぼ2倍に広がった」(WebSideStory社)。一方,米Microsoftの「Internet Explorer(IE)」のシェアは90.3%で,2004年10月から約3ポイント縮小した。「Netscape」を含めた他のブラウザのシェアは約2.7%となった。

 WebSideStory社が2004年12月に発表した調査結果では,IEのシェアは91.8%,Firefoxは4.06%だった。

 また,Web開発者向けチュートリアル・サイト「W3Schools」では,同サイトを訪れるユーザーの18.8%がFirefoxを使用しているという(W3Schoolsの統計調査)。

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