米Time Warner傘下のAmerica Online(AOL)は米国時間1月20日,同社の映画/DVD専門サイト「Moviefone」およびタウンガイド・サイト「AOL CityGuide」で,家庭向けコンテンツ一覧ガイド「Family Friendly」を提供開始すると発表した。保護者が子供に適切な映画などを選べるようにするもので,将来的には,同社の音楽,ゲーム,書籍関連チャネルにも組み込む予定。

 親は,MoviefoneとCityGuideに設けられたFamily Friendlyコーナーで,家族が楽しむのに最適な映画やDVD,イベントの情報を取得できる。映画とDVDについては,米映画協会(MPAA:Motion Picture Association of America)と,子どもにとって有益なメディア利用の促進を図る団体Common Sense Mediaが提供する格付けや年齢制限をベースにする。

 「Family Friendlyを同社のエンターテインメントで提供することで,(子どものオンライン利用に関する)親の意志決定を支援する」(AOL社Programming部門シニア・バイス・プレジデントのBill Wilson氏)

 ちなみに,AOL社はこれまで,親が子供のインターネット利用を管理する「Parental Controls」,6~12歳の子供向けサービス「KOL」,ティーン向けサービス「RED」などを提供している。

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