米Hewlett-Packard(HP)は,プリンタなどを手がけるImaging and Printing Groupと,パソコンなどを扱うPersonal Systems Groupを統合し,新事業部「Imaging and Personal Systems Group(IPSG)」を設ける。HP社が米国時間1月14日に明らかにしたもの。

 IPSGの運営は,Imaging and Printing Group担当上級副社長であったVyomesh Joshi氏が行う。同氏は24年前にHP社に入社し,Imaging and Printing Group担当上級副社長を3年間務めた。「新事業部のトップとしてJoshi氏以外の人選は考えられない。彼がリーダーシップを発揮したことで,Imaging and Printing Groupの売上高は240億ドルになり,大きな利益を得られるまでに成長した」(HP社会長兼CEOのCarly Fiorina氏)

 IPSGは,プリンタ,画像処理製品,消耗品,プロジェクタ,デジタル・カメラといったImaging and Printing Groupの製品と,デスクトップ/ノート・パソコン,ハンドヘルド機器,パーソナル・ストレージ・アプライアンス,ワークステーションなどPersonal Systems Groupの製品の両方を連携させて扱う。「効率を最大化し,製品投入を加速させ,競争力強化に努める」(同社)

 なお,Personal Systems Group担当上級副社長だったDuane Zitzner氏は,HP社を退社した。

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