米Rambusは米国時間1月11日,同社の取締役会長に現CEOのGeoff Tate氏が就任したことを発表した。取締役会メンバーのHarold Hughes氏がCEOに昇格し,現取締役会長のBill Davidow氏は降板する。

 Hughes氏は,米Intelと独SAPの合弁企業である米Pandesicで,最近まで会長兼CEOを務めた経歴を持つ。Intel社には1974年より勤務し,財務,資本部門担当主任,ロジスティックス担当主任,CFOなどを歴任した。

 Tate氏は,「新しい経営陣を迎えることで,新たな成長期に入る準備が整った。Hughes氏のCEO着任は,同社に豊かな業界経験とエネルギーをもたらしてくれるだろう」と述べた。

 またHughes氏は,「Rambus社は,半導体業界が直面する課題に率先して立ち向かえる,リーダー的存在だ。当社の展望は明るく,才能あふれるチームを率いるポジションにつけたことを嬉しく思う」と抱負を語った。

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